
英語を勉強する際に必要不可欠なアイテムの1つが英語の辞書です。
勉強中に単語の意味を調べたいと思った際には、最近では電子辞書はもちろんスマホやタブレットでもすぐ簡単に調べることができますが、ここでは初心にかえって本としての辞書に焦点を当てたいと思います。
本の辞書のメリットとして、単語を調べる際にページをめくりながらそのページに記載されている様々な単語を見て覚えることができたり、1つの単語に対しては意味だけではなくその単語を用いた例文や用法の解説などが記載されているために多くの情報を得ることができたりします。
そこで、この記事ではおすすめの英語の辞書トップ3をご紹介します。
皆さんの英語の勉強に少しでも役に立つような辞書があればと思いますので、ぜひご参考にして下さい!
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第3位 オックスフォード現代英英辞典

【編集・発行】オックスフォード大学出版局(版権:旺文社)
【収録語数】185,000語
【初版発行】1948年
【改訂版発行】2015年(第9版)
第3位はオックスフォード現代英英辞典です。
「いきなり英英辞典!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は英英辞典には英和・和英辞典にはないメリットがあります。
それは、英単語を英語で説明しているという点です。
私たち日本人が国語辞典で言葉の意味を調べるのと同様に、英英辞典は基本的には英語圏の方々が使用するものであるため、英英辞典で英単語を調べるとその意味やニュアンスが全て英語で詳細に説明されています。
これはただ日本語の意味を調べられるだけの英和辞典とは異なり、英英辞典を使用することで英語の語彙がさらに増えたり、難しい言葉でも英語で意味を説明できたりなど、より実践的な英語力を身に付けることができます。
数ある英英辞典の中でも、オックスフォード現代英英辞典は収録語数が185,000語とトップクラスであることに加え、派生語や成句なども収録されていることも大きな特徴です。
もう1つの有名な英英辞典としてはロングマン現代英英辞典がありますが、こちらは英語学習初心者向けの辞典で使用語彙数が約2,000語であるのに対して、オックスフォード現代英英辞典は約3,000語とよりレベルの高い中級〜上級者向けのものとなっています。
英英辞典を使用して勉強される方はより高いレベルを目指している方、もしくはすでにある程度レベルの高い方だと思いますが、そういった方々に向けてという意味でもオックスフォード現代英英辞典を第3位としました。
第2位 ウィズダム英和辞典

【編集・発行】三省堂
【収録語数】104,000語
【初版発行】2003年
【改訂版発行】2018年(第4版)
第2位はウィズダム英和辞典です。
この英和辞典を今現在使用している、もしくは学生時代に使用していたという方も多くいらっしゃるかもしれません。
ウィズダム英和辞典の最大の特徴はコーパスです。
コーパスとは、書き言葉や話し言葉の資料を言語研究を目的として体系的に収集したデータベースのことで、テレビや新聞など様々なメディアを通じて実際に使用されている言葉をデータとして集めたものになります。
ウィズダム英和辞典は、そのコーパスを英語・日本語の両方の観点からデータ分析を行い、日本人の英語の学習に最も適する形式で構築して辞書を編纂しています。
そのため、英単語の一つひとつの説明が細かく丁寧である上に、現代で実際に使用されている「生きた英語」が的確に反映されているため、理解しやすいのはもちろんネイティブの英語を学ぶことができます。
特に最新版である第4版では用例や解説が大幅に増え、文章の読解力が身に付くような論説の用例も1,100語収録されており、その点では英語を現在勉強している学生や今後勉強したいと考えている社会人の両方に適した英和辞典と言っても過言ではありません。
第1位 ジーニアス英和辞典

【編集・発行】大修館書店
【収録語数】105,000語
【初版発行】1987年
【改訂版発行】2014年(第5版)
おすすめの英語の辞書の第1位はジーニアス英和辞典です。
こちらも第2位のウィズダム英和辞典と同様に、今現在使用している、もしくは学生時代に使用していたという方が多くいらっしゃる辞書かと思います。
ジーニアス英和辞典の特徴は、その圧倒的な情報量です。
英和辞典としてはトップクラスの収録語数に加え、各単語の語法について学習者が疑問に感じることや間違いやすいことを想定した具体的な解説がなされています。
また、コロケーション(単語と単語の組み合わせ、つながり)や類語を数多く載せていたり、用例もよく使用されるものを例文として紹介していたりなど、学習者にとって非常に使いやすい辞書と言えます。
実際に、ジーニアス英和辞典は中学生から大人までの幅広い層から支持を集めており、累計発行部数も諸般から数えて800万部を超え、あらゆる電子辞書にも搭載されるなど、最も人気のある英和辞典となっています。
もう一つのジーニアス英和辞典の特徴として、写真や図、イラストが多く使用されていることが挙げられます。
例えば、「〜の上に」という意味を表す2つの前置詞 “on” と “over” の解釈の違いについては図を用いて視覚的に分かりやすくその違いが解説されています。
こうすることにより、学習者にとっては英単語を調べる際にただ説明文を読むだけではなく、図やイラストを通じて視覚的なイメージを関連付けてその英単語を覚えられるというメリットがあり、より知識の定着を図ることができます。
以上の点から、今回はジーニアス英和辞典をおすすめの英語の辞書の第1位としました。
ジーニアス英和辞典は改訂を重ねるたびにより実用的な構成になっていきますので、改訂版が出た際はぜひチェックして頂ければと思います。
まとめ
今回はオススメの英語の辞書トップ3をご紹介しました。
皆さんの英語学習の相棒となりそうな辞書はありましたでしょうか?
冒頭でも述べたとおり、本としての辞書は電子辞書やアプリなどに比べて単語の意味を調べるということにおいてはより時間がかかってしまうかもしれませんが、調べる際に同じページの他の単語を見て覚えることができたり、図やイラストを見て視覚的に知識の定着を図ることができたりなど、非常に多くのメリットがあります。
また、僕の場合は英語の辞書が机の上や本棚にあるのを見るだけでも勉強のモチベーションが上がりますが、同じようにモチベーションになる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
ぜひ皆さんには今回ご紹介した辞書も含めて色々とチェックして頂き、その中から自分に合った辞書を見つけて今後の英語の勉強の相棒として頂ければと思います!