日本人の英語力は低い?データに見る日本の現在のレベルと今後を解説!

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今、世界から非常に大きな注目を浴びている国がありますが、それがどこであるか皆さんは分かりますか?

“America First” を合言葉に大統領が改革を推し進めているアメリカ、EU離脱という大きなテーマを巡って揺れるイギリス、一時の急激な経済成長に近年陰りが見えてきた中国 etc.

こうした世界中の様々な国を差し置いて今最も注目を集める国こそ、私たちの「日本」です。

日本はその特有で独特の文化から世界中の人を惹きつけ、観光や移住を目的として多くの外国人が訪れる国となりました。

しかしながら、その外国人を迎え入れる側の日本は準備万端かというと実際はそういうわけではありません。

その理由の一つに、しばしば指摘される日本人の英語力の低さが挙げられます。

そこでこの記事では、日本人の英語力の現在のレベルと日本における英語の今後について解説します。

日本人の英語力は世界的に見ても低い

「日本人は英語が苦手である。」

これは日本人の英語力について一般的に最もよく述べられる結論の1つです。

私たち日本人にとっては少しもどかしい気持ちになりますが、その一方で外国人にとっても日本を訪れた際に英語が通じにくいということは感じている部分かもしれません。

では、実際に日本人の英語力はどれくらいのレベルなのでしょうか?

国際教育機関である EF Education First が実施したEF英語能力指数(第8版)(https://www.efjapan.co.jp/epi/)のレポートによると、2018年における世界の英語能力ランキングで、日本は88カ国中49位となっています。

(参考順位:1位 スウェーデン 2位 オランダ 3位 シンガポール)

中位を下回る順位であることからも、日本人の英語力は決して高くないことが分かります。

さらに、地域をアジアに限定した場合は21カ国中11位という順位です。

シンガポールをはじめ、フィリピンやインド、韓国、中国といった国が日本よりも上位に位置しているのに対して、ミャンマーやアフガニスタン、カンボジアなどが日本よりも下位となっています。

これはどういうことを意味するのかというと、アジアの中でも経済的に恵まれ、教育体制も十分に構築されている国の中においては日本は最下位にあたるということであり、それほど日本人の英語力は世界的に見ても低いということになります。

国際的なビッグイベントを控える日本

このように英語力の改善が必要不可欠となっている日本ですが、一方では世界から非常に大きな注目を浴びている国となっています。

そして、そこには大きく分けて2つの理由があります。

まず1つ目の理由は、国際的なビッグイベントの開催を近い将来に控えていることです。

皆さんもご存知のように、日本では2020年には東京でオリンピック・パラリンピック、そして2025年には大阪で万国博覧会がそれぞれ開催される予定です。

あらゆる競技のトッププレイヤーが集い、それぞれの舞台でしのぎを削る、全世界で最も大きなスポーツの祭典であるオリンピック・パラリンピック。

世界各国がその独自の文化や最先端科学技術の成果を展示する、国際的規模の産業見本市である万国博覧会。

これらの世界的なビッグイベントを短いスパンで連続して開催する日本は、世界から自然と目を向けられる存在となっています。

外国人を惹きつける日本文化

2つ目の理由は、外国人の日本文化への関心の高まりです。

テレビ番組で外国人に日本に対するイメージについて聞いているインタビューを観ると、必ずと言って良いほど “サムライ” と答える方がいますよね。笑

それだけ昔の日本のイメージが印象深いということですが、それと同時に現代の日本文化も多くの外国人の関心を引き寄せているのも事実です。

例えば、京都・奈良に代表されるような寺社仏閣や古き良き町並み、お寿司・天ぷらといった和食、そして着物・陶磁器などの伝統工芸品 etc.

加えて、最近ではアニメやマンガといった作品、秋葉原をはじめとしたオタク文化など日本のサブカルチャーが世界的に評価され、多くの人気を集めています。

このように、新旧問わず魅力的な文化を持つ日本が世界の注目を集めるのは、ある意味当然なのかもしれませんね。

外国人旅行者数は年々増加している

上記のグラフは、日本政府観光局 (JNTO)(https://www.jnto.go.jp/jpn/)による訪日外国人旅行者数の推移をまとめたデータです。

グラフからも見て取れるように、日本を訪れる外国人は年々増加の一途をたどっており、2018年の訪日外国人旅行者数は3,119万人で過去最高記録となりました。

そして、日本政府は2030年の訪日外国人旅行者数6,000万人を目標に掲げ、インフラや宿泊施設の整備を進めたり、外国人労働者の受け入れの政策を打ち出したりしています。

つまり、今後日本を訪れる外国人は上述のオリンピックの開催などが追い風となってますます増えることが予想されるのです。

今後日本人の英語力は改善されるのか?

現状、日本人の英語力は高くないと言わざるを得ませんが、決して希望がないわけではありません。

今後日本を訪れる外国人がさらに増えて英語の重要性が高まってくる中で、日本はすでに英語力の改善に向けて動き始めています。

例えば、教育分野では小学校高学年から英語を必修科目としたり、中学校・高等学校では授業を全て英語で行うオールイングリッシュを導入したりされています。

また一般社会においても、社内でTOEICの受験を義務付けて社員の英語に対する意識を高めたり、社内の公用語を英語にしたりする企業も出てきています。

このように、日本は今世界から注目されているという状況を十分認識し、これまで取り組むことができていなかった英語という課題としっかりと向き合い始めたため、私は今後日本人の英語力は確実に改善されると考えています。

まとめ

今回は、日本人の英語力の現在のレベルと日本における英語の今後について解説しました。

日本人の英語力は今のところは決して高くはありませんが、オリンピックの開催や訪日外国人旅行者数の増加などを背景に、日本人にとって英語の必要性は高まっています。

そうした中で、英語に対する国の教育改革や個人の意識改革が行われ始めており、今後の日本は英語を着実に克服していくことと思います。

将来日本が世界の英語能力ランキングでトップクラスに入る日もそう遠くはないのかもしれませんね!