有名な英語スピーチ集!有名人による名演説の例文・全文を紹介!

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これまでの長い歴史において、多くの政治家や著名人が世界中のあらゆる場所・場面で数々の有名なスピーチや演説を行なってきました。

それらは人々を感動させたり喜ばせたりするものもあれば、何かを世間に訴えかけたり人々に考えさせたりするものもあります。

特に、名スピーチや名演説と評されるものに必ず共通することは、それらは人々を惹きつける言葉であるということです。

簡潔で分かりやすい表現、力強い言葉、独特の言い回し、ユーモアなど、人々を惹きつけるために話し手の一人ひとりが持つ思いや考え、気持ちがそれぞれのスピーチや演説には表れます。

そうしたものに触れることで、さらに英語の面白さや奥深さを知ることもできます。

そこで、この記事では特に有名なスピーチについて、その話し手である著名人の紹介とともにそのスピーチの英文の一部もしくは全文を、和訳とともにご紹介します。

スピーチの例文として参考にして頂いたり、自分のお気に入りのフレーズや表現を見つけて頂ければと思います!

【人気記事】英語の5文型とは?SVOO?SVOC?M?見分け方を例文を元に解説!

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Stay Hungry. Stay Foolish. / Steven Jobs(Steven Paul Jobs)ハングリーであれ。愚か者であれ。 / スティーブ・ジョブズ(スティーブン・ポール・ジョブズ)

iPhoneやiPadで有名な世界的企業であるアメリカのApple社。

その創業者でありCEOも務めたスティーブ・ジョブズは、2011年にその生涯を終えるまで実業家として世界のトップを走り続けました。

2005年、彼はアメリカのスタンフォード大学の卒業式において、これから社会へ羽ばたいていく卒業生に向けてスピーチを行いました。

それはスティーブ・ジョブズの若者へ向けたメッセージと人生のレッスンがたくさん詰まった素晴らしい名スピーチとして、世界中から称賛の声が上がりました。

ここではその一部をご紹介します。

“When I was 17, I read a quote that went something like: “If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.” It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.

Remembering that I’ll be dead soon is the most important tool I’ve ever encountered to help me make the big choices in life. Because almost everything – all external expectations, all pride, all fear of embarrassment or failure – these things just fall away in the face of death, leaving only what is truly important. Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose. You are already naked. There is no reason not to follow your heart.”

「私は17歳の時に『毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる。』という言葉にどこかで出会ったのです。それは印象に残る言葉で、その日を境に33年間、私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。『もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?』と。そして『違う』という答えが何日も続くようであれば、何かを変える必要があるということです。

自分はまもなく死んでしまうという認識が、人生において重大な決断を下す時に最も役に立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、困難や失敗に対する不安といったこれらほとんど全ては死を前にすると何も意味をなさなくなるからです。そして、本当に大切なことしか残らないのです。自分は死ぬということを認識しておくことが、敗北する不安に囚われないための最良の方法です。君たちはみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。」

このスピーチは実際には約15分ほどあり、ここでは一部のみをご紹介しましたが、やはり全文を聞くことでスティーブ・ジョブズが伝えたかったことがより理解しやすいと思います。

以下のスタンフォード大学のYouTubeにスピーチがアップロードされていますのでぜひ一度チェックしてみて下さい。

Stanford – YouTube

I Have a Dream. / Martin Luther King Jr.私には夢がある。 / マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として、人生をかけて人種差別撤廃活動に従事したのが、キング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアです。

1963年、アメリカの首都ワシントンにて、彼はリンカーン元大統領の奴隷解放宣言から100周年を記念する大集会「ワシントン大行進」を25万人の大群衆とともに行いました。

そして、リンカーン大聖堂の前で行われた彼のこの演説は、人種の平等と差別の終焉を呼びかける力強いものであり、人々に広く共感を与える素晴らしいものでした。

“I say to you today, my friends, so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.

It is a dream deeply rooted in the American Dream.

I have a dream that one day this nation will rise up, and live out the true meaning of its creed; “We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal.”

I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave-owners, will be able to sit down together at the table of brotherhood.”

『今日ここにいる同志の皆さんに申し上げます。我々は今日の、そして明日の困難に直面しています。しかし、私にはまだ夢があります。

それは「アメリカの夢」に深く根ざした夢です。

私には夢があります。いつの日にかこの国が立ち上がり、「すべての人間は平等に創られている、ということは自明の真実である」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢です。

私には夢があります。いつの日にかジョージア州の赤い丘の上に、かつての奴隷の子どもたちと、かつて奴隷所有者の子どもたちとが、兄弟のように親しくテーブルに一緒に座ることができるようになるという夢です。』

The Gettysburg Address  Abraham Lincoln

ゲティスバーグにおける追悼演説 ー エイブラハム・リンカーン

アメリカの南北戦争において、18637月に起きたペンシルベニア州ゲティスバーグでの戦いが最大の激戦でした。

45千人もの死傷者を出した史上最も悲惨な戦いが終わった後、その戦いに生命を捧げた人々のためにゲティスバーグ国立戦没者墓地が設立されました。

この演説は、その戦没者墓地奉献の式典で当時のリンカーン大統領がアメリカのために戦って命を落とした戦没者の栄誉を称えて行ったものです。

“The brave men, living and dead, who struggled here, have consecrated it far above our poor power to add or to detract.

The world will little note nor long remember what we say here, but it can never forget what they did here.

It is for us, the living, rather to be dedicated here to the unfinished work which they who fought here have thus far so nobly advanced.

It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us that from these honored dead we take increased devotion to that cause for which they gave the last full measure of devotion;

that we here highly resolve that these dead shall not have died in vain; that this nation, under God, shall have a new birth of freedom; and that government of the people, by the people, and for the people, shall not perish from the earth.”

「戦争で生き残った者、戦死してしまった者を問わず、勇敢な人々がこの地で苦闘し、それによってこの地を神聖にしました。

それは私たちの乏しい力の遠く及ばないところであり、何かを足したり引いたりすることはできません。

世界は、私たちがここで述べることにほとんど注意を払わず、長く記憶にとどめることもないでしょう。

しかし、勇敢な人々がここで成した事は決して忘れ去ることはできません。

むしろ、生きている私たちこそが、この地で戦った人々がこれまで気高くも勇敢に推し進めてきた未完の事業に献身すべきなのです。

すなわち、私たちの目の前に残された、名誉ある戦死者たちがその最期に至るまで全力を尽くして身を捧げた偉大な事業に対して、彼らの後を受け継いで、より一層大きな献身を捧げるべきなのは私たち自身なのです。

私たちはこれらの戦死者たちの死を決して無駄にしないよう、ここで高潔な決意を示しましょう。

神のもとで、この国に新しい自由を誕生させましょう。

そして、人民の、人民による、人民のための政治が、この地上から決して滅び去ることのないようにしましょう。

まとめ

今回は英語の有名なスピーチ・演説をご紹介しました。

自分のおは見つかりましたでしょうか?

今回ご紹介したスピーチの多くは、文字数の都合もあって全文ではなく一部を切り取ってご紹介しています。

そのため、スピーチの真意が伝わりにくかったり意味が通じにくかったりした部分もあったかと思いますので、もし少しでも興味を持ったスピーチがあればぜひ全文を読んで下さい。

それは、英語の勉強になるのはもちろん、人生のレッスンとして自分の考え方や信念に良い影響を与えるかもしれません。

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