交換留学とは?高校・大学での英語留学制度のメリットや費用の概要解説!

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皆さんは「留学」に対してどのようなイメージを持っていますか?

・語学に集中できる環境で、高い英語力を身に付けてコミュニケーションが取れるようになる
・異国の文化に触れることで、自身の見識や視野を広げることができる
・親しい友達や仲間と一緒に有意義で楽しい留学生活を送ることができる

留学には上記のようなたくさんのメリットがあり、長い人生の糧となる貴重な経験を得られることは間違いありません。

その反面デメリットもいくつかあり、そのうちの1つが留学にかかる費用です。

多くの人が「留学=費用が高い」というイメージを持っており、金銭的な理由で留学をすることを諦めてしまうというケースも少なくありません。

そこで、今回この記事で解説をするのが「交換留学制度」です。

交換留学は、海外へ留学をしたい!でも留学費用はできるだけ抑えたい!という方には特にうってつけの留学制度になります。

私自身も交換留学制度で留学をしており、その経験談も交えながら解説をしますのでぜひご参考にして頂ければと思います。

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交換留学とは?

私自身が留学を決心するにあたり、最も気がかりであったのが留学にかかる費用でした。

そこで少しでも留学の費用を抑えるために色々と調べたところ多くの大学に様々な留学制度が設けられていることを知り、その中でも私の大学にも交換留学制度を利用して留学をしました。

【関連記事】留学制度は3種類!期間やメリット、奨学金有無、おすすめの大学等解説!

交換留学とは、提携している学校間でそれぞれの学生がその提携先の学校へ留学をするという制度です。

自身は海外にある提携先の学校へ留学をし、反対に提携先の学校の学生が日本にある自身の学校へ留学に来るという形式であり、学校間で学生を文字通り交換することから交換留学と呼ばれています。

例えば、日本の東京大学はアメリカのイェール大学やワシントン大学などと協定を結んでおり、交換留学先として提携しています。

留学期間は1年間で、留学先の学校では基本的には語学ではなく法学や医学、経済学、教育学といった専門分野を学びます。

例えば、英語圏の国へ交換留学をする場合は「英語を学ぶ」ではなく「英語で学ぶ」ことになるため、留学をする前からある程度の英語力は身に付けておく必要があります。

そのため、交換留学制度を利用するにあたってはTOEICやTOEFL、IELTSなどの外部機関のテストで一定のスコアを取ることや学内の選考試験や面接試験を突破することなどが条件とされる場合も多いので、留学準備は金銭面だけでなく勉強面でも不可欠です。

交換留学のメリット

交換留学は留学をしたい学生にとって非常にメリットの多い留学制度です。

ここでは大きく分けて3つのメリットをご紹介します。

メリット① 留学先の授業料が免除される

これこそが交換留学制度の最大のメリットと言っても過言ではありません。

交換留学では自身が通っている日本の学校の授業料を通常通りに納めていれば、留学先の学校の授業料は免除されます。

一般的に、海外の大学の授業料は年間で約200〜300万円かかります。

私費留学の場合は、自身が通う日本の学校の授業料に加えてこの大きな金額をも支払わなければならないため、交換留学がいかに金銭的に恵まれているかがわかるかと思います。

メリット② 留学中は休学扱いにならない

交換留学では留学をしている間でも自身の学校を休学する必要はありません。

つまり、留学期間も自分の学校では在学期間としてカウントされるため、周囲の学生に遅れることなく同じタイミングで卒業をすることができます。

学費や就職活動のことを考えると非常に嬉しいことですよね。

これが私費留学でかつ半年〜1年間の長期にわたって留学をする場合は、自身の学校を休学した上で留学をしなければならないためその分だけ学費がかかり、卒業時期も周囲と比べて遅れてしまいます。

メリット③ 留学先で取得した単位が認定される

3つ目のメリットは、留学先の学校で取得した単位が日本の自身の学校で認定されるという点です。

当然のことながら単位認定にあたっては基準や条件、認定される単位数の上限等は学校によって異なりますが、留学先で取得した単位はその科目や専門分野に近い自身の学校の単位に変換されて認定される場合が多いかと思います。

留学先で語学や専門分野の勉強ができ、そしてそれが自身の学校の単位として認定もされるとなると、一石二鳥という以上に得をした気持ちになりますよね(笑)

ちなみに私の場合は、留学先の大学では主に教育学や心理学を1年間学んで単位を取得し、帰国後にそれらは自身の大学では合計で12単位として認定されました。

留学奨学金という名の補助金

これは学校によって大きく異なる部分ではありますが、私が通っていた大学では交換留学をする学生に対して留学奨学金の支給がありました。

留学奨学金とは、留学先の学校の授業料に加えて留学先での住居費や食費といった生活費の一部を留学費用の補助金として支給することで、金銭面で学生を援助するためのものです。

この留学奨学金は基本的には完全給付型であるため、留学から帰国後に返済をする必要はありません。

学生にとっては留学にかかる自己負担を大きく軽減できる、非常にありがたい制度ですよね。

ここでは、実際に私が大学から支給された留学奨学金を例としてご紹介します。

授業料日本の学校の授業料を通常通り納付した上で、留学先の学校の授業料が全額支給されます。
留学をする学校によって当然授業料は異なりますが、提携している学校であれば全額支給の対象です。
私が留学先で通っていた大学の授業料は年間で約150万円でした。
住居費留学先の住居費は留学先の学校の学生寮を基準とした金額が支給されます。
私は留学中は大学近くの学生寮に住んでおり、月に約6万円が支給されました。
ちなみに学生寮以外のところを選択して住む場合でも支給される金額は学生寮がベースとなります。
食費食費は一律で月に3万円が支給されました。
私は留学生活では基本的に自炊をして過ごしていたため十分な金額でした。
むしろ食費まで支給する学校は多くないかもしれませんのでありがたいものだと思います。
留学奨学金の例

まとめ

今回の記事では、交換留学制度の概要やメリット、留学奨学金について解説をしました。

交換留学には多くのメリットがあり、留学のネックである費用面についても自己負担を軽減させることが可能な素晴らしい制度です。

留学を考えていらっしゃる方は、まず様々な学校や留学制度を幅広く調べて自分に合ったものを見つけることから始めて下さい。

そして、実際に留学を経験することで、英語力はもちろん一生の糧となる見識や価値観を得られる貴重な時間を過ごして頂ければと思います。

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